Last update:2017.09.29
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業界向けコンベンションライヴのため、一般客は当選者5組10名のみという幸運に恵まれる。バンド仲間を誘って伺った。ご招待感謝†
まずは、能地祐子の司会進行により、Darjeeling、Dr.kyOnと佐橋佳幸のトークショー。
GEAEG(ソミラミソ)とは。
Darjeelingにおいて、kyOnと佐橋は、互いを60Hz、50Hzと呼び合っている仲。kyOnは関西育ちの60Hz、佐橋が関東育ちの50Hz。
60HzはアメリカのGE製、50HzはドイツのAEG製ということからGEAEG、音階読みにするとソミラミソ、とのこと。
「回文マニアだしね」
と能地が付け加えると、
「そうそう」
と、スラスラいくつもの回文を呪文のように唱える佐橋とkyOn。 二人にピッタリなレーベル名ではないか!
カラーバージョンのポスターには、青空に雲が浮かび、稲妻や虹もデザインされており、空見てみそ(ソミラミソ)!?とでも言うかのようなイメージ。
入場時、このデザインのクリアファイルに、レーベルについての説明や、レーベル第一弾作品2タイトルの詳細が、歌詞を含めライナーノーツのごとく記された資料が入っているのを、入り口で手渡された。モノクロバージョンのステッカー付で、ファンにはたまらなく嬉しいお土産だ。
GEAEG RECORDSからは、Darjeelingの作品と、Darjeelingプロデュースの作品2タイトルずつ発表していく予定とのことで、その第一弾が11/8(水)にリリースされる。
Darjeeling『8芯二葉(ハッシンニヨウ)~Winter Blend』と、プロデュース第一弾は、川村結花『ハレルヤ』
Darjeelingの『8芯二葉』の意味については、kyOnが担当。
理想的な紅茶の摘み方を"一芯二葉"と言い、それが8曲分ということらしい。身振り手振り、葉を摘む仕草を交えて説明するkyOn。
早くも巻きが入り、能地の計らいで記念撮影タイムをはさみ、いよいよライヴが始まった。
kyOnはマンドリン、佐橋はアコースティックギターで「Holiday In Columbo」
続く「Two Pigs」はグランドピアノとエレキギターで。
奇しくも、アルバム最初と最後の曲だ、と佐橋。久しぶりに聞く二人の生音が、心に沁みてくる。
そして直枝政広を呼び込むと、「See You Again」をキーボードとエレキギターで。元々は「Hello again」というDarjeelingの曲に詞をつけたもので、音数が少なくて難しかったから感情中心になった、と語る直枝。
オリジナルの「Hello Again」は、会場限定販売CD『Darjeeling Days Vol.1 21st. Century Flapper』に収録されており、ライヴだけでなく何度も聞いて耳に馴染んでいたので、あの曲が!と、成長を見るような感慨深さがあった。
代わって高野寛がウクレレを持ってステージに上がると、直枝とは真逆に音数が多く苦労したという、「春が来りゃ 乙女じゃなくても 夢見がち」
これは、「チャイナカップマンボウ」というDarjeelingの曲に詞をつけたとのこと。
kyOnは、アコーディオンで。
そして高野は、GEAEG RECORDS Darjeeling プロデュース第二弾アーティストに決まったことが発表された。
続いて、GEAEG RECORDS、Darjeeling プロデュース第一弾アーティストの川村結花が登場。60Hz姉さん!と佐橋に呼ばれるように、関西大阪出身。
アルバム『ハレルヤ』から、「カワムラ鉄工所」と「乾杯のうた」をピアノと、kyOnのアコーディオン、佐橋のアコースティックギターで披露。
"ホンマの話"という「カワムラ鉄工所」では、何度も住所とカワムラ鉄工所という固有名詞が歌詞に出てくる。
今はない どこにもない
私の実家も、昔母屋の祖父が材木屋をやっていて、今はもう跡形もなくなってしまっているため、勝手に置き換えてグッときていた。製材所の機械音やおがくずの匂い、カンナを削る大工さんの口笛、おやつの時間に一緒になってお菓子を食べたことなどを思い出して、歌詞とはまったく違うけれど、気持ちは一緒なんじゃないかと共感。懐かしい思い出を、歌でプレゼントされたような気分だった。
そして「乾杯のうた」では、
よかった 今夜も会えた
よかった 今夜も顔みれた
この場に集えた幸運を改めて嚙みしめる。
初めて聞く川村の歌の世界に、一気に引き込まれた。
11月のリリースが待ち遠しい。
また、ハレルヤツアーを来年1~2月を行うとのこと。こちらも今後要チェック。
大物新人?デビュー?おめでとうございます!
出演
Darjeeling
Dr. kyOn:Piano, Mandorin, Accordion, Keyboard, Chorus
佐橋佳幸:Acoustic Guitar, Electric Guitar, Chorus
直枝政広:Vocal
高野寛:Vocal, Ukulele
川村結花:Vocal, Piano
能地祐子:司会
Set List
- Holiday In Columbo
- Two Pigs
- See You Again(直枝政広:Vocal)
- 春が来りゃ 乙女じゃなくても 夢見がち(高野寛:Vocal, Ukulele)
- カワムラ鉄工所(川村結花:Vocal, Piano)
- 乾杯のうた(川村結花:Vocal, Piano)