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Schroeder-Headz「Guest Suite」②


Last update:2020.02.01

 Schroeder-Headz「Guest Suite」① のつづき

 

  1. Hype feat. PABLO a.k.a. WTF!?

オリジナルは、2016/1/20発売アルバム「特異点」に収録。

ラジオなどで渡辺シュンスケ本人の話を聞くところによると、好きにアレンジして…と PABLO に丸投げしたようだ。PABLO とは、Kj and The Ravens でバンド仲間でもあるが、それ以上に意気投合する何かがあったのかもしれない。2015年、降谷建志がソロで始動してまだ間もない夏フェスでは『Sleepin' Bird』がセトリ入りしていたと聞く。その辺にもきっかけがありそうだ。

 

近未来感が一層増したイメージ。とにかくカッコいい!普段はピアノトリオの Schroeder-Headz に、PABLO のギターがうまく溶け込み、違和感なく新鮮だ。

 

  1. Northern Lights feat. Rei

オリジナルは、アルバム「HALSHURA」に収録。

Rei とは、レコーディングだけでなく、『Rei Release Tour 2019 "Rei of Light"』で Rei & THE MOONLIGHTS のメンバーとしても一緒に演奏しており、「スタジオで二人で話し合いながらアレンジしていったら全然違う曲になった」と言うコラボ作品。

 

初めて聞いた時、どの曲をアレンジしたんだっけ?とタイトルを再確認するほど、原形を留めていない。よく聞けばかすかにカケラが見えてくるが、渡辺シュンスケのコーラスが良い、という点も含め、このアルバムに於いてかなり異色である。Schroeder-Headz の作品というより Works という印象。だからもし、Rei のアルバムの中の1曲として聞いたら、全く違った印象を持っただろう。

ズバ抜けたアレンジが、どうしてもこのアルバムの中ではそぐわない気がする。

楽曲そのものを否定するのではなく、あくまでもアルバムの作品としての感想。ただ、そこは大事に考えて欲しかった点でもある。

あるいは月日が経って、このアルバム、この曲順で聞く良さをわかる日が来るだろうか?

 

  1. Surface feat. むぎ(猫)

オリジナルは、アルバム「特異点」に収録。

2018/11/18『Schroeder-Headz Release Tour 2018「HALSHURA」OKINAWA 編』として沖縄・Output 公演でむぎ(猫)と対バンだったことがご縁と思われる。

 

マリンバの音もさることながら、詩が良い。

 

前を向いているだけではきっと

分からないことがある

振り向け

 

そしてコーラス!オリジナルもメロディを歌いながら踊りたい曲だったが、ちょっと形を変えてそれを実現してくれたような、嬉しくなるアレンジ。

 

Schroeder-Headz「Guest Suite」③ につづく